アイスプラント│栽培方法・苗の価格・食べ方と栄養素など最低限の10項目

公開日: : 食べ物のまとめ

アイスプラント

アイスプラントは非常に食べやすく体にやさしい、万人受けのする野菜です。

ですがスーパーなどで気軽に購入するにはまだ価格が高く、毎日購入するわけにもいかないのが現状です。

この記事では、毎日アイスプラントを楽しむために必要な栽培方法、種や苗の価格。そのほかアイスプラントのおいしい食べ方と栄養素、歴史や健康効果など最低限必要な10の知識を掲載します。

まずアイスプラントという野菜を知ろう

アイスプラントは、トマトやきゅうりなどのメジャーな野菜と比較すると、割りと最近登場し始めた野菜という印象です。

ここのところ口コミでも人気の野菜であるアイスプラントは、その食感を初めて体験する人の多くが、他の野菜には無い魅力に取りつかれます。まだ王道とは言えないものの、生産も順調に進行しており、店頭に並ぶ機会もますます多くなりました。

アイスプラントの栽培環境は、塩分が混合した土壌や乾燥した気候でも問題ありません。非常に育てやすい野菜でもあります。

味の性質としては、フランス料理に最適だと考えられています。やはりヨーロッパでは既に多くの料理に使われています。

その外観は、一見食べられる野菜をイメージさせるものではなく、水滴が葉についており白みがかった色をしています。

アイスプラントの味はこの水滴が左右しており、ここに塩分が含まれています。この特徴から、ドレッシングをかけずに楽しめると評判を呼び、話題になりました。

ドレッシングには、油や塩分がたくさん使われているので、これが不要になれば健康にも最適と言えます。

いつも健康を気遣うヘルシー志向の方の間でもアイスプラントが広まり、やがてマスコミも注目するようになり、さらに知名度が高くなって現在に至ります。

アイスプラントは、疲労回復やメタボ改善などの効果も期待できると言われています。たくさんの栄養素が含まれており、日々の健康づくりにも最適の野菜と言えるでしょう。

野菜としては、珍しいとされる栄養素も多く含まれており、アイスプラントだけでもかなりの栄養補給になると考えられています。

年々生産量も増えていることから、より一般的な料理にアレンジできるような、様々な調理法が考案されているようです。

栽培は家で簡単にできるのか

アイスプラントはほかの野菜と比べると、まだまだ新種の野菜です。全体でみると、実際には口にしたことのない方も多いのではないでしょうか。

これはおいしい!と口コミで広まった結果、生産量も年々増加し、さらには自宅で気軽に種や苗から栽培することまでもが可能になりました。

日常的に高頻度でアイスプラントを食べる人の場合、その育てやすさから自宅で栽培までしてしまうケースも増えてきているようです。

原産地は南アフリカです。アイスプラントが育つための土壌には塩分が含まれていることから、虫があまり近づいてこないという利点を持っています。

プランターでの植物の栽培は、虫がついてしまうことを理由に嫌う方もたくさんいるようですが、害虫抑制効果を持っているアイスプラントなら、そのような心配は不要なのです。

ですが普及してきているとは言え、未だに新種の野菜として扱われていることが多いので、スーパーでも一般的な野菜と比べると見かけない状況です。

販売されていても少量かつ高価なため、食卓にのぼる野菜としては気軽に購入できない人もいるかもしれません。

いつでも気軽にアイスプラントを楽しむためには、自宅で栽培することも視野に入れてみてはいかがでしょうか?実は、プランターと土さえあれば簡単に栽培することが可能なのです。

自宅での栽培方法と心がけ

さて自宅で手軽にローコストでアイスプラントを楽しむためには、栽培してしまえばいいのです。そのためにはまず、種または苗を用意することは必須事項です。

自宅での栽培方法は簡単ではないのでは?と考えているかたも、心配ご無用です。

他の一般的な野菜をプランターや菜園を使って栽培するよりも、アイスプラントの栽培方法はシンプルなものになります。いわゆるキッチンガーデン向きと言えるでしょう。

アイスプラントのもともと持つ特徴的な塩味は、サラダにしてもドレッシングが要りません。付け合せの野菜としても収穫してしまえば、手間をかけることなくすぐに楽しむことが可能です。

そんな素晴らしい野菜であるアイスプラントの栽培方法について、基本的な注意点を見ていきましょう。

自分で種を購入して育てる場合は、発芽から定植に気を遣わなければなりません。

他の植物にも言えることですが、種を蒔くには蒔き床が必要です。アイスプラントの種は、非常に小さいので取り扱いに注意します。発芽後も根の部分は弱いのです。

定植させるまでは種や根の取り扱いに注意するように心がけましょう。

定植させてしまえば、さほど問題も出てこないので、温度管理に気を配るようにしておけば、元気でおいしいアイスプラントが楽しめるようになります。

定植までの取り扱いに自信がない方には、苗から育てることをおすすめします。苗の状態から栽培を始めれば、それだけ収穫時期も早くなります。

かつては水耕栽培がメインとされていたのですが、現在は土での栽培も多く見られます。土栽培においては水耕栽培と違い、いかに良い土で育てられるかによって出来が変わってくると言われています。

アイスプラントは発育の際に、土からの養分を根の部分からたくさん吸い上げます。養分の吸い上げは一般的な野菜よりも優れています。

ということは、汚い土を使ってしまうとそれだけで、出来に影響が出てきてしまうということでもあります。土の汚染には、細心の注意を払いたいものです。

種・苗の価格と相場や最適な時期など栽培方法の事前知識

アイスプラントの育て方を考えた時、どのような値段で種や苗が買えるのかは重要なポイントになります。

実際にアイスプラントの苗はいたるところで販売されていますが、安いもので1ポット当り180円程度が相場でしょう。

しかし、高額なものでは650円前後するものもあり、幅広い価格帯を持っています。アイスプラントの苗の大きさによって価格も大幅に変わってくるようです。

既に苗がある程度育っている場合は、高い値段がつく傾向があります。

アイスプラントの弱点は根にあるので、気を使う植え替え時の手間が省きたい場合は、ある程度育った苗の方が扱いやすいと言えるでしょう。

種の販売に関しては、個数や重さ(グラム)での販売になり店によって異なります。

種の形状が極めて小粒になっていて、数える作業がかなりの手間になるので、
0.1g=1000粒を目安に計量する販売店もあります。個数販売を行っている店の場合は、500円前後で50粒、60粒ほどが購入できます。また、店によっては海外の種と国産の種とで分けて販売している場合もあるようです。

播種作業から育てたい場合は、発芽が「50%~70%の割合で成功する」ということも把握しておきましょう。発芽までに要する期間は、同じ時期に植えたとしても発育にばらつきが見られます。

播種時期は、1年間で2回訪れます。播種時期は2~3月、または9月とされており、収穫時期はそれぞれ4~6月、11月以降になっています。

9月の播種は冬の間に収穫することになりますが、冬に播種した場合は越冬することになります。

アイスプラントの正常な発育には、5度以下の気温は適していないため、室内の簡易的な温度調整やビニールハウスといった環境が必要になるでしょう。

おいしい食べ方で考え得る一般的ないくつかのレシピのアイデア

アイスプラントは、野菜としてまだあまり市場に出回ってないこともあり、その食べ方に悩む人もたくさんいるようです。

多くの人は自然の塩気を楽しむために、軽く水洗いしたのち生のままサラダで楽しんでいるようです。

野菜としては珍しいものということもあり、すぐに食べられる状態のものを購入する場合はまだ高価です。なので色々な食べ方を楽しむまでには至っていないようです。

まずは、トマトなどと一緒にサラダでアイスプラントの独特の味と食感を堪能して、新たな食べ方が思いついたらチャレンジしてみるのも良いでしょう。

アイスプラントは、健康維持にとても役立つと言われており、脂肪を体に溜め込まないという効果は、肥満体質の人にも最適なものです。

日常的に頻繁にアイスプラントを利用するのであれば、その食べ方を理解しておくとより楽しめます。

アイスプラントの食べ方やレシピについては、ネット上で様々な情報が流通していますが、そのほとんどは何もせずに手を加えることなく楽しむという内容になっています。

少し工夫された食べ方としても、生春巻きの具材のひとつに入れてみたり、ジュースの材料や、パスタの具材に使うシンプルなパターンが多く見られます。

アイスプラントの食感は、あのシャッキリプチッした「とんぶり」と近いので、これは新たな食べ方発見の参考になるかも知れません。

また、ゆでて楽しむという方法もあり、おひたしや胡麻和えなどにしても良いでしょう。

ほかにはスープの具材や卵とじなども可能ですが、いずれも食材としてはメインディッシュ的な存在ではなさそうです。

とは言え、他の材料に影響しないためケンカにならないので、気軽にいつもの料理にひと工夫で、あなたのレシピの名脇役として活躍できるでしょう。

アイスプラントを心から愛する人たちが提案する食べ方

アイスプラントは色々なレシピにアレンジできますが、まずは、ほとんどの人がそのまま生食で楽しむようです。

本当に大好きな人たちはアイスプラントの味や食感を充分に理解した後で、自宅での栽培を行って遠慮なしに色々な食べ方を試しているようです。

ですが多くの調理法がまだ確立されていないので、似たような食べ方が多くなってしまうのも無理からぬことかもしれません。

毎日サラダで楽しむのも良いのですが、同じレシピばかりでは次第に飽きてきてしまいます。やがては新しい調理法を考えたくなるものです。

アイスプラントの愛好家たちは、毎日のレシピ研究に余念がなく、新たな調理法も次々と編み出します。

一番の愛好家である生産農家によれば、おひたしやあえ物などがベストであると紹介しています。いずれも、気軽で簡単な調理法です。ゆでるだけであれば誰にでもトライできます。

ほかの愛好家の間では、天ぷらとして楽しむことが注目されています。塩気をもともと持っているアイスプラントは、天ぷらにしても天つゆ、塩を用いる必要がないのです。

アイスプラントの塩気は、各生産農家で異なるようなので、同じアイスプラントでも塩気が違うと感じるかも知れません。

塩味がついているとしても、他の食材の味を損ねてしまうようなクセがないので、気軽に料理にひと工夫加えることができます。

アイスプラントは、加熱によって独特のネバネバ感が出るようになり、なべ料理やシチューなどの具材としても楽しむことができます。

なべ料理やシチューでも生の食感を残しつつ楽しみたいのであれば、出来上がりの直前にアイスプラントを投入すると良いでしょう。

他のレシピとしては、しゃぶしゃぶ、にぎり寿司、カルパッチョ、クラッカーの具材などとしても非常においしくいただけます。

こうあげていくと、いやなクセもなく食べやすいアイスプラントはどんなレシピに加えても、大失敗することはなさそうですね。

アイスプラントの名前の呼び方はさまざま

アイスプラントの名前はまだ安定しておらず、販売時には様々な名前が付けられているようです。

アイスプラントの開発施設である佐賀大学では、名前を「バラフ」として販売しています。

パラフという名前は、スワヒリ語から付けられたもので、アイスプラントの外観を言い表したものになっています。氷の結晶に似た細胞がアイスプラントの葉に付着していることでこの表現が使われたようです。

佐賀県は、アイスプラントの故郷と言える場所ですが「クリスタルリーフ」という商品名も用いられています。

「プッチーナ」というかわいい名前でも販売されており、佐賀を拠点にしているアグリ社が名づけたものです。

最近では市場にアイスプラントが出回るようになり、栽培が他県でも見られるようになりました。

マスクメロンを栽培していた静岡県では、原油高騰の影響により、アイスプラントを生産するようになりました。「シオーナ(潮菜)」と名づけられたアイスプラントは、独自性をアピールするために付けられたものです。

他にも、ソルトリーフ、シーフィグ、ツブリナ、塩菜、フィコイデュ、グラシアルといった名前も確認されています。

自分で栽培するために、種や苗を入手する時にはアイスプラント以外の名前でも探すことができます。

実際に、アイスプラントの種をネット通販で購入したところ、異なった商品名のものが到着することもあると言われています。名前が違っていてもアイスプラントには間違いないので安心です。

スーパーでも同じようなケースが多々あるようなので、色々な商品名を知っておくと良いでしょう。

アイスプラントの歴史は変化し続けている

アイスプラントが食卓に並ぶまでには、どのような歴史を辿ってきたのでしょう。

佐賀大学において「アイスプラント」という野菜が開発されましたが、一般に広まったもっとも大きなきっかけは、2004年にマスコミによって取り上げられたことです。

佐賀大学のアイスプラントの成果を地元紙が紹介し、テレビや雑誌を通じて一般に広く伝わるようになりました。

2006年を皮切りに全国ネットの番組にも登場し、やがてスーパーの店頭に並ぶようになりました。

アイスプラントの開発施設である佐賀大学は、商品名を「バラフ」と名づけ販売するようになったのです。

もともとアフリカに由来するアイスプラントは、1985年に佐賀大学の野瀬教授によって野菜としての可能性を研究されたものです。

長い期間に渡り研究を重ね、2002年の「さがフードフォーラム」で試食者からアイスプラントが大絶賛されたことにより、商品として販売することになりました。

特有の味を持つアイスプラントは、食感もさることながら、ドレッシングが不要の野菜として多くの愛好者を獲得しました。

ほとんどの人がアイスプラントをレストランなどで体験しており、その味の衝撃で入手したくなってしまうほどの魅力的な食感と風味を持っています。

今では種や苗なども気軽に揃えることが可能になったので、自宅栽培してアイスプラントを楽しむ人も多くなったのは前述のとおりです。

栽培と調理法が簡単という理由から、自宅栽培する人が増え続けているという、現在、もっとも多くの可能性を秘めた野菜のひとつです。

健康効果への期待

アイスプラントは、健康維持に有効なたくさんの栄養素を含んでいます。

レタスにもビタミン、ミネラルが含まれていますが、アイスプラントはそれに勝る栄養素を保有しています。

アイスプラントの「カロテン」は、レタスの3倍強もの割合で含まれています。カロテンの作用は、活性酸素の発生を抑制し老化や癌の予防に役立つものです。

「カリウム」はレタスの2倍含有しています。高血圧やむくみを抑制し血液を浄化し血管の健康にも役立ちます。また「レチノール」はレタスの4倍弱の量含み、美肌に効果的だと言われています。

レチノールが体内に吸収されるとビタミンAに変化し、乾燥肌の方にとても最適で、視力低下を防いでくれる栄養素になっています。

骨粗鬆症に効果のある「ビタミンK」は、治療薬としても使われているもので、レタスの3倍弱に匹敵します。

年齢を重ねた骨は、だんだん弱くなって行くので骨折の危機にさらされます。アイスプラントを日常的に食べておくことで、骨の強化に繋がります。

最後に、アイスプラントで大切な栄養素として「パントテン酸」があり、これはレタスの3倍強の含有量です。

パントテン酸は新陳代謝を活発にし、脂肪の燃焼を促します。また、イライラした状態や疲れを癒やすなどの効果も期待できます。

含まれる栄養素はしょっぱいのにヘルシー

日常的に健康を気遣うヘルシー志向の人にとっては、アイスプラントという野菜が思いのほか役立ちます。

アイスプラントには、独自の栄養素が含まれており、野菜としては珍しい成分も含有しています。

アフリカが原産地で、土壌から栄養価の高いミネラル分など、自然の恵みをたっぷりと受けて育っていおり、特にカルシウムやピニトール、ミオイマシトール、クエン酸、リンゴ酸が代表的な栄養素になります。

メタボリックシンドロームがテレビなどで話題になりましたが、それを予防・改善する食物についても分析されてきています。

「ピニトール」という栄養素は、血糖値を正常化する効果があります。「ミオイノシトール」は、中性脂肪に作用するので内臓脂肪を減少させるのに役立ちます。

このことから、アイスプラントはメタボ予防に効果を発揮する可能性を予想できます。

さらに「ピニトール」の効果としては、白内障や肝機能の予防や改善に役立つとされています。

追加で、前述のミオイノシトールは動脈硬化の予防と脂肪肝にも効果的とされるものです。精神疾患であるうつ病やパニック障害、強迫神経症にも効果があるとされ、メタボだけに役立つものではないようです。

おなじみの「クエン酸」と「リンゴ酸」は、乳酸の分解を助けるので疲労回復としても有効だと考えられています。さらに整腸作用もあるとされており、胃腸の具合を正常な状態へと近づけてくれます。

以上のように、アイスプラントは健康維持のために非常に役立つ栄養を含んでいます。健康に頓着のない人でも摂取して損のない野菜です。

毎日摂取すれば、肥満や高血圧を予防し、糖尿病やメタボになりにくい体を作ることができるかもしれませんね。

最後に

アイスプラントは、スーパーまでいかなくてもネットなどで購入できます。

栽培セットのみならず、すぐに食べられるものまで、適正価格で販売されています。

ちなみに、生のものは購入後3日くらいまでおいしく食べられます。食感を損なわないように、ビニールなどに入れておきましょう。

ぜひ、おいしいアイスプラントを目一杯堪能しましょう!

関連記事

モンドセレクションとはどんな賞なのか知るための10の話題

モンドセレクションって? モンドセレクションとは、1961年にベルギーでお菓子のコンクール

記事を読む

モンドセレクションとはどんな賞なのか知るための10の話題

モンドセレクションって? モンドセレクションとは、1961年

女性向け│自分にも起こるかもしれない!5つの病的な悩みと豆知識まとめ

更年期障害を抱え込む 更年期障害では、色々な症状が入れ替

アイスプラント
アイスプラント│栽培方法・苗の価格・食べ方と栄養素など最低限の10項目

アイスプラントは非常に食べやすく体にやさしい、万人受けのする野菜で

→もっと見る

TOPへ ↑